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韓国古典「春香伝」について [雑感]

「春香伝」は、韓国の古典で、代表的な唱劇(パンソリ・独特の太鼓にあわせて歌う)の
台本のひとつ。
美しくて賢い春香(チュニャン)と、李夢龍(イ・モンリョン)の恋のお話。
春香は妓生(キーセン・芸妓)の娘で、夢龍は簡単にいえば代官の子息。
二人は永遠の愛を誓い夫婦の契りを結ぶが、一年後に夢龍の父親の出世で都に行ってしまう。
離れ離れになってしまった二人だったが、必ず迎えに来ると約束する夢龍だった。
新しい代官の下学道(ピョンハクド)が赴任してきて、美しい春香に目をつける。
けれども、『忠臣は二君に仕えず、烈女は二夫にまみえない』といって、
下学道の誘いを頑として拒む春香。
怒った下学道は春香をムチで打ち牢に放り込んでしまう。
その頃、都で科挙の試験に合格して暗行御使(各地方の代官の不正をあばく、秘密捜査官のような仕事)の任につき、春香のいるところに戻ってきた。
早速会いに行く夢龍だが、春香の母から下学道のひどい仕打ちを受けて牢に入れられ、
明日の下学道の誕生祝いまでに、春香がいうことをきかないと処刑されてしまうと聞かされる。
そしてその誕生日当日、まさに春香が処刑されようというその時に、暗行御使として現れた夢龍。
領内で好き勝手にしていた下学道は罰せられ、春香と夢龍は再会。
のちにふたりで都にのぼり夢龍はどんどん出世して大臣に。
春香も賢婦として賞賛され、三男二女に恵まれ幸せに暮らしました。
                        めでたしめでたし...。 (と簡単なあらすじです。)

このお話が、長きに渡り大衆に語り継がれるのは、
身分の違いを超えて愛し合う男女が結ばれることと、
春香がどんな困難にあっても貞操を守るところにあるようです。
また、作者が不詳なのは、当時の世相や風潮を批判するところもあるので、
害が及ばないようにとの配慮があったようです。

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近くの図書館で”しゅうんこうでん  かんこく”で図書検索して借りたのが写真の本2冊。

右:韓国の民話集 ふしぎな瓶・春香伝 ( 鴻農映二 訳/第三文明社 発行 )
左:韓国古典文学選集3 ( ホン・サンキュ 訳/高麗書林 発行 )


右の民話集は小学校高学年向けの児童図書なのですが、やさしい言葉でわかりやすくとても参考になりました。
左の方は、難しい漢字が多用されていて勿論大人向け。
源氏物語のようにとはいきませんが、「男女の契り」の表現は、より詳細で文学的。

以前に書いた韓国ドラマ「NO春香VS否夢龍」での、名前は?と聞かれた女が、「春香(チュニャン)」と言うのに対して、「ならばオレは夢龍(モンリョン)」と応えるのはセンスある(?)会話で、
この古典文学によるもの。
例えば、「ジュリエット」といえば「ロミオ」。あるいは「静御前」といえば「義経」のように誰もがわかるカップルの名前。(例えが妥当じゃないかも...^_^; )

現在、韓国KBSで放送中の人気のドラマ「怪傑春香」は、韓国では周知のこの「春香伝」がもとになっているドラマ。
各話の最後に朝鮮時代の格好をして、出演者たちがショートストーリーを見せてくれる。
かなりパロディっぽい感じではあるが、もともとの「春香伝」がわかると、より一層楽しめる気がする。

久しぶりに図書館で本を借りましたが、昔と違い今はパソコンで管理されているので、本を予約して翌日には借りることが出来ました。(^^)v
たくさんの雑誌等もおいてあって閲覧もできるので、ちょっとやみつきになりそう。
ちなみに、コンピューターで図書検索するときには、”しゅんこうでん”で。 ”しゅんかでん”だと該当なしの結果でした。^_^;


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コメント 1

こんばんはー
明日仕事がお休みなんで、夜更かししているna-vermeerです。
「春香伝」気にはなっていましたが、これでなんだかすっきり!しかもドラマの楽しさ1.5倍な感じです(笑)
「春香伝」がハッピーエンドってことは、現代版の「怪傑春香」は必ずハッピーエンドですね!!
by (2005-02-15 02:10) 

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